しかくで紙の「いぬ」シリーズの基本組立説明と各犬種の特徴的な箇所の組立説明になります。カッターなどの刃物を使うので十分注意して組立てください。
基本として「しばいぬ」の白バージョンを利用していますが、どの犬種もおおよその作り方は同じです。また、犬種により違う作り方がある場合はその箇所を追加で説明しています。
基本
ペーパークラフトを作るために必要な道具と基本的な手順を説明します。
道具
- カッターマット
- ハサミ
- カッターナイフ
- 定規
- 接着剤 [^1]
- つまようじ [^2]
- 折りぐせをつけるペン [^3]
[^1]: 速乾性の木工用ボンドがおすすめ
(接着剤は入れ物から直接塗るより、ペーパークラフトの部品を切り取った切れ端などに出してからつまようじを使うとキレイに塗れます)
[^2]: あるととても便利
[^3]: 鉄筆、エンボスペン、インク切れのボールペンなど
切り取り
最初におおよそ部品ごとに切り分けます
きりとり線をカッターナイフやハサミを用いて切り抜きます。(きりとり線の中心を目安に切り取るとよいでしょう。基本的に直線で構成されているので、定規をつかうと仕上がりがキレイになります)
細かい箇所はカッターナイフを使うとキレイに切り取れます。
難しかったら大人の人か器用な人にお願いしましょう。
同様に前足、尻尾、耳を切り取ります。
この段階では番号のついた部品は番号は切り取らないことで、あとから組み立てる場所を確認できます。
折ぐせをつける
鉄筆やインク切れのボールペンで折ぐせをつけます。
このペーパークラフトは基本的に直線で構成されているので、定規を使うときれいな折ぐせをつけられるでしょう。
細かいところや前足、尻尾、耳などの部品にもしっかり折ぐせをつけてください。
折ぐせをしっかりつけると組立のときに楽になります。
試し折り
すべての折曲げ線に折りぐせをつけられたか、試しに全部の折曲げ線に沿って折ってみます。また同時にのりしろがどこに接着するのか確認しておきます。
参考組み立て順序
参考の組み立て順序です。あくまでも参考ですので、自分の組み立てやすい順序でかまいません。
要所で接着剤を塗りますが、余り厚くせずほどほどに塗ります。(あとで接着剤がはみ出てベタベタになるのを防ぎます)
顔(口周り)
上顎にあたる箇所を貼り付けます。
のりしろ(赤い面)に接着剤を塗り、角を合わせて接着。
おなじように左右を貼り付けます。
貼り付ける時に角を合わせると仕上がりがキレイになります。
貼り付けて裏側から見ると画像のようになります。
次に鼻先の横(頬)にあるのりしろに接着剤を塗り張り合わせます。
貼り付けると画像のようになります。
頭
顔の面の左右にあるのりしろに接着剤を塗り、側面と接着します。
同様に後ろ側も貼り付けます。
ここまで組み立てると画像のようになっています。
貼り付ける時に角を合わせると仕上がりがキレイになります。
お腹と下顎
お腹の側面に当たるのりしろに接着剤を塗り、側面を貼り付けます。
同様にあご下の側面に当たるのりしろにも接着剤を塗りお腹と同様に貼り付けます。
組み立てると画像の様になります。
前足
組み立てる順に番号を切り取ります。ここでは4番から組み立てます。
折曲げ線にあわせて試し折りします。
△ 印の部分が内側になるように折り曲げ、△ 印の面に接着剤を塗ります。
◯ 印の部品の裏側に △ 印の面を貼り付けます。
こちらも ◯ 印の面がはみ出ないように角を合わせて組み立ててください。
完成した4番の前足をお腹に記された4番の三角に合わせて貼り付けます。お腹の反対側から軽く押さえるとしっかりと貼り付けられるでしょう。
5番も同様に組み立て貼り付けます。
背中
体の背中側ののりしろに接着剤を塗り背中を貼り合わせます。このとき背中の面とのりしろのある体の角を合わせるようにし、頭の付け根と体の背中側にある角に合わせるようにすると仕上がりにキレイになります。
体にフタをする
背中まで組み立てると、あとはからだにフタをします。
フタののりしろ2箇所は同時に接着剤を塗り、からだ側面の端に合うように貼り付けます
これでからだができました。
後ろ足の裏側、たにおり線位まで接着剤を塗りからだの側面に貼り付けると、より安定したものになります。(はみ出ないように気をつけましょう)
尻尾
尻尾の付け根(やまおり線)をしっかり折り、点線 ▢ 印の裏側(折り目の内側)に接着剤を塗ります。
からだの下(おしり)の3番の記しに尻尾の付け根の形に合わせて貼り付けます。
耳
先に組み立てる耳の番号を切り取ります。
点線 ▢ 印の裏側に接着剤を塗ります。
番号の記された形に合わせて耳を貼り付けます。
このとき色・折曲げ線のついた方(印刷面)が耳の外側になります。
反対側の耳も同様に番号を切り取り、接着剤を塗り貼り付けます。
耳:トイプードルの場合
トイプードルの耳は少し特殊で一部組み立てる必要があります。
耳の一部に切れ込みをいれます。そのときに◯印のついているのりしろを切り取らないように気をつけてください。のりしろは小さいので貼り付けてから指で押さえてしっかり貼りましょう。
接着剤を塗ったのりしろを写真のように耳の側面裏側にはりつけます。少々曲がっている箇所で折曲げ線がついていませんが、折りきらずに貼り付けることで少し丸みを帯びさせています。組立てると下の写真のようになります。
完成
各犬種の完成品の画像です。